3月25日、湖北省初の固定式水素ステーション(雄衆水素ステーション)が武漢開発区で設立された。同水素ステーションは総面積15ムー(約1万平方メートル)で、見た目が普通のガソリンスタンドとはほとんど同じである。
情報によると、燃料電池バスへの水素充填は3分程度で満充填(18キロの水素)となり、400キロメートルの走行が可能である。水素充填の所要時間は短いが、静電気を放電するために10~20分の時間が必要である。
雄衆水素ステーションの責任者の楊志偉の紹介によると、ステーション内の水素は荆州と江夏から輸送された。今ステーションを利用しているのは試験走行の240番バスや東風燃料電池物流車を含む一部分の自動車だけである。1キロの水素の値段は70元となり、ガソリン自動車よりコストが高い。将来、燃料電池バスの数の増加に伴い、水素のコストは急速に下がると考えられる。
現在、中国には江蘇如皋や佛山雲浮などの地域に設置されたいくつかの水素ステーションだけが稼動していて、多くの水素ステーションはまだ建設中である。