1月16日、武漢開発区からの情報によると、先日、国務院は武漢港の漢南港区・花山港区・金口港区・黄州港区・鄂州港区の拡大と開放を承認した。陽邏港区に継ぎ、漢南港などの港区も国家一級ポートへレベルアップした。これは武漢開発区の対外開放政策が目覚ましい成果を挙げていることを意味している。
中国では、開放度にもとづき、ポートは一級ポートと二級ポートに分けられている。一級ポートは二級ポートより開放度が高く、国務院の審査・同意を受けて、外国人・貨物・商品・交通機関などが直接に税関を通過でき、外向型経済の発展を促すうえで、重要な役割を果たしている。
漢南港区は武漢を流れる長江の上流部の左岸に位置し、ウオーターフロントが45キロメートルで、武漢市の約20%を占めている。一級ポートへのレベルアップにつれ、貨物は高速道路を経由して、陽邏港区で通関する必要はなくなった。現在、漢南港区内でも通関に関するあらゆる手続きを済ませることができ、一つのコンテナにあたり800元(約12915円)の送料が節約でき、企業のコストも下がり、最終的に地域内産業の競争力も高まると期待できるだろう。それにとどまらず、2020年までに、漢南港区に8.8億元の経済収益をもたらすと予測されている。
武漢経開港口有限公司の副社長の王遠輝氏によると、漢南港区の開放度の向上とともに、水運を利用し対外貿易を展開する企業が多くなり、またその業務量が増加し業務範囲が拡大していくという。
武漢開発区ポート・ロジスティクスパークの責任者は、今後漢南港区が積極的に外向型企業の誘致を通して、開発区産業の転換やアップグレードを推進していくと明らかにした。