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中国初の無人運転バスが武漢開発区の龍霊山へ

アップデート: 2018-10-22

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10月12日、「阿波龍」(アポロン)無人運転バスが武漢に上陸した。これは中国初の無人運転商業模範運営プロジェクト(龍霊山無人バス知能微小循環プロジェクト)が武漢開発区で全面的に展開されるようになることを意味する。

「阿波龍」(アポロン)と名づけられたこの無人運転バスは車体が紺色に塗られ、長さ5メートル、幅2メートル。車内には乗客用の8つの座席が設置され、またその席は地下鉄と同じように車両の両側に並べられている。しかし、それ以外、運転席やハンドル、アクセル、ブレーキ、ルームミラーなどいずれも設けられていない。 

同バスに搭載した超音波レーダーと監視カメラで、周りの状況を感知できるほか、車両データ処理センターからの指示に基づき、完全自動運転を実現できるようになる。また、安全を確保するために一人のスタッフが配置され、それで緊急事態においても迅速な対応ができる。

同プロジェクトの責任者の楊超氏によると、この無人運転バスは百度(バイドゥ)集団とアモイ金龍集団が共同研究開発・製造したもので、約100万元(約1621万円)が投じられており、完全自動運転の実現を目指すという。さらに、バッテリー持ちがよく、一度の充電で100キロメートルほど走ることができる。現在、この無人運転バスは調整テスト段階で、調整テストを終えた後11月に正式に運行を開始する予定。同バスが走行する路線は全長5キロメートルで、龍霊山公園と十里花坡を結ぶ。また武漢市の市民なら誰でも無料でこのバスを利用することができるという。今後、このようなバスが10台ぐらい武漢に導入されることになり、さまざまな分野に応用されることが期待されている。