9月17日、哈爾浜(ハルビン)工業大學ロボット集団株式公司は武漢開発区と、武漢開発区で華中地域の本部、研究院及び産業基地を建設するという協力協定を締結した。同会社はこの建設プロジェクトに90億元(約1459億)を投資したという。同協定の調印式に出席したのは、武漢開発区管理委員会の責任者の彭浩氏と哈爾浜工業大学ロボット集団株式公司の理事長の王飛氏など。
哈爾浜工業大学ロボット集団は黒竜江省政府、ハルビン市政府と哈爾浜工業大学が2014年12月に共同出資で設立されたハイテク企業であり、哈爾浜工業大学が創設した八大ハイテク企業の一つでもある。主に工業ロボット・特殊ロボット・新興スマート設備・スマート工場などの研究開発に取り組んでいる。
中国国内で初のロボット技術の研究に携わる機関である哈爾浜工業大学には、「ロボット技術とシステム」に特化した国家重点実験室が配置されている。中国初のスポット溶接ロボット・アーク溶接ロボット・宇宙ロボット・月面探査車を製造した。ロボットの分野で核心技術と特許発明を数百件以上掌握している。
今回のプロジェクトは技術転換・人材育成・産業投資・製品生産などが一体化されたロボットとスマート設備産業システムを構築することを目指している。また、同建設プロジェクトに基づき、双方は今後新型自動車・ロボット・知能化した家具などの分野をめぐって、スマート設備生産・知能化ソフトウェア・知能化製造の展示が一体化された知能製造モデル基地を建設することになるという。
彭浩氏によると、哈爾浜工業大学ロボット集団の入居は武漢開発区の建設に助力することになる。また関連科学技術の革新を進めるために、同プロジェクトには一流の人材や関連科学研究チームを導入した。その上、双方は人工知能ロボットの研究・開発・生産システムを構築し、武漢開発区の発展モデルの転換や高質な発展に力を入れようとしている。